お風呂掃除でとくに大変なのは、鏡のうろこ取りです。頑固なうろこ汚れをキレイにしようとしても、中性洗剤などでこすっても落とせません。そのため掃除方法がわからずお困りの方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、鏡掃除でうろこ取りの方法についてご紹介します。頑固なうろこ汚れが落とせず悩んでいた方は、ぜひ参考にしてみてください。

うろこができる原因

うろこができる原因についてご紹介します。

水はね

水は鏡について時間が経つと、白く変化していきます。鏡はお風呂場や洗面所など、水場に設置されていることが多いでしょう。普通に使っていても水はねが起こりやすいため、短期間でもうろこができる可能性もあります。

石鹸はね

お風呂場や洗面所で石鹸を使った場合、泡や液が鏡に付着すると、うろこができる原因となります。固形石鹸だけでなく、洗顔料やシャンプー、トリートメントなどもうろこができる原因となるため、注意が必要です。

掃除方法が間違っている

鏡掃除の方法を間違えると、逆にうろこがつきやすくなります。掃除した直後はキレイに見えるため、安心していても、時間が経つにつれてうろこが発生するかもしれません。原因がわからない場合は、掃除方法を見直しましょう。

鏡のうろこ汚れを落とす方法

鏡のうろこ汚れを落とす方法についてご紹介します。

お酢や酸性洗剤を使う

鏡掃除でうろこ取りをしたい場合、お酢や酸性洗剤を使うのがおすすめです。お風呂場の鏡にうろこがついた場合、水道水が蒸発して残った炭酸カルシウムなどが原因の可能性もあります。炭酸カルシウムは石鹸カスや水アカと同じアルカリ性の汚れです。アルカリ性汚れを落とすためには、酸性洗剤を使用しましょう。軽度なうろこ汚れであれば、酸性のお酢やクエン酸を使ってもキレイに落とせるかもしれません。

掃除方法は、スプレーボトルを用意し、お酢と水を1：1で入れます。粉末タイプのクエン酸を使用する場合は、スプレーボトルに水を入れてクエン酸を溶かし、クエン酸水をつくりましょう。鏡全体に吹きかけ、その上からキッチンペーパーやラップを貼って蓋をします。パックした上からもう一度、スプレーを吹きかけると、さらに効果が期待できます。

汚れ具合に合わせて、1時間から半日ほど時間を置きましょう。時間が経ったらパックをはがします。貼り付けていたキッチンペーパーを使用して鏡をやさしく拭きましょう。うろこ汚れが落ちてピカピカになります。最後にシャワーで鏡を洗い流して、タオルなどで水分を拭きとったら完了です。

軽いうろこ汚れの場合は、酸性洗剤の前に、お酢やクエン酸で試してみましょう。お酢で十分に汚れが落ちない場合は、同様の手順で酸性洗剤を使います。

うろこの汚れ取り専用商品を使う

洗剤等を使ってもうろこが取れなかった場合は、市販のうろこ汚れ取り専用商品を使いましょう。鏡のうろこ汚れ取り商品は、スポンジタイプやクロスタイプ、液体タイプなど、さまざまな種類があります。専用商品は研磨もしくは強力な洗浄力があるため、注意書きを守って使用しましょう。専用商品を正しく使うと、基本的な掃除では落とせなかった頑固なうろこ汚れも、キレイに落ちるでしょう。

鏡掃除を行う際の注意点

鏡掃除を行う際の注意点についてご紹介します。

いきなりやすりで削らない

鏡に付着したうろこ汚れは、蓄積すると洗剤の力だけでは落とせません。しかし、いきなり硬いスポンジでこすったり、紙やすりやスチールウールで汚れを削り落としたりするのはやめましょう。鏡をキレイにするどころか、逆に鏡を傷付ける可能性があります。洗剤の力で落ちなかったうろこ汚れは、鏡専用のうろこ取り商品を使うのがおすすめです。

市販アイテムを使う場合は注意する

鏡の素材や種類によっては、市販の洗剤やうろこ取りアイテムが使えない可能性もあります。鏡に曇り止め加工や撥水加工、フィルム加工、コーティングがされている場合は注意しましょう。また、樹脂製の鏡はガラス製に比べて傷みやすいため、注意が必要です。市販アイテムを使う前に注意書きなどをしっかり読み、掃除したい鏡に使用できるかを確認しましょう。また、市販の商品は目立たない部分で試してから使いましょう。

まとめ