埋め込み式エアコンクリーニング！業者に依頼すべき理由について解説

壁掛け式に比べて場所をとらないことから、オフィスなどでは埋め込み式のエアコンがよく使われます。しかしこれをクリーニングするのは、実は壁掛け式エアコンよりも大変です。なぜなら、これのクリーニングは専門知識がなくてはまず不可能だからです。そうは言っても、クリーニングせずに放置することも大変な結果につながります。

埋め込み式エアコンを快適に使い続けるために、定期的なクリーニングと、プロの業者への依頼が欠かせない理由について今回は解説します。

埋め込み式エアコンクリーニングは大変？

埋め込み式エアコンはどうやってクリーニングすればいいのでしょうか？専門知識がないと、意外とそれが難しい理由をお伝えします。

埋め込み式エアコンとは

埋め込み式では、エアコン本体は天井の中にあり、化粧板だけが表面に出る構造をしています。配管や電気配線もすべて天井内に収められています。壁掛け式エアコンのように、壁に大きなスペースを埋め込み式は必要としません。送風口は1箇所もしくは2箇所です。これを使って複数の方向へ気流を出せるため、埋め込み式エアコンでは部屋全体をムラなく効率よく冷暖房できます。またメーカーによっては、1台の室外機で、何台かの埋め込み式エアコンを稼働させられる機種もあります。

知識がなくても埋め込み式エアコンのクリーニングはできる？

壁掛け式と同じく埋め込み式の場合も、フィルター部分とその奥の内部とにエアコンの構造は分かれています。しかし知識のない人がクリーニングをできるのは、フィルターのみでしょう。埋め込み式エアコンの内部構造は、壁掛け式と比べるととても複雑だからです。ファンやドレンホースなどの部品を分解して洗浄するには、専門的な知識が必要になります。強引に解体するとエアコンの故障の原因になるため、とくに埋め込み式の場合、専門業者へ内部のクリーニングは依頼しましょう。

埋め込み式エアコンクリーニングの頻度

埋め込み式エアコンのクリーニング頻度は、家庭の場合、2年に1回程度が目安だと言われます。ですがペットを飼うご家庭や、オフィスなど人の出入りの多い部屋で使う場合には、1年に1回程度はクリーニングする方がいいでしょう。内部はこれくらいの頻度のクリーニングで十分ですが、汚れの付きやすいフィルターは、より頻繁なクリーニングがおすすめです。

フィルターだけであれば、クリーニングのやり方は簡単です。まずパネルを外し、フィルターを取り外します。掃除機またはブラシを使って、フィルターに付いたゴミを落とします。水洗いの後、しっかりと乾燥させてください。フィルターを元に戻し、パネルを嵌めてクリーニング終了です。ただし脚立に乗らなければならないため、こうした作業でも十分な注意は必要です。またパネルを外す前に、電源を忘れず切ることも忘れないようにしましょう。

埋め込み式エアコンクリーニングを業者に依頼するメリット

埋め込み式エアコンクリーニングのクリーニングは難しいですが、放置してはいけません。その理由と、プロの業者をなぜおすすめするのかをお伝えします。

埋め込み式エアコンクリーニングで改善できること

埋め込み式エアコンには、定期的かつ適切なクリーニングが欠かせません。これをすることで、悪臭や故障を防げます。また電気代の節約も可能です。

埋め込み式のエアコンには、結露などの水分を受ける部分があります。これはドレンパンと呼ばれます。ドレンパンを必要以上に放置すると、カビが発生したり、微生物が繁殖してドレンスライムと呼ばれるドロドロの状態になったりするので注意が必要です。なぜなら、これはいやな臭いの原因になるからです。またドレンパンが配管に入ることで、水漏れなどの故障にもつながることもあります。さらに埃や汚れなどが送風口付近にたまって風の流れが妨げられると、運転効率が悪くなるため、電気代も高くなります。

業者へクリーニングを依頼することで得られるメリット

エアコンの構造について専門知識がある業者なら、内部を傷めることなく正確に分解できます。また専用の洗剤や機材を使うため、エアコンの汚れをきれいに迅速に取り除けます。知識のない人がやるのに比べると、業者への依頼でクリーニングの手間と時間を大きく節約できると言っていいでしょう。また取り外したパーツを正確に元通りにしてもらえるため、動作の不具合を心配する必要はなく、クリーニング後も安心してエアコンを使えます。

まとめ