エアコンを使用するシーズンや大掃除シーズンをはじめ、家事の効率化を図るために利用ニーズの高まっているのがハウスクリーニングです。自分では落とすのが難しい汚れ、なかなか行き届かない場所の汚れもプロの技できれいにしてもらえるのがハウスクリーニングのメリットです。

ところがネックなのが、自分でやれば掛からない、費用の掛かってくることではないでしょうか。ハウスクリーニングの費用相場について、価格を左右する条件や安くするためのコツなどを紹介していきましょう。

ハウスクリーニングの費用相場を左右する条件とは？

ハウスクリーニングの費用相場は、汚れの程度や広さなど、次のような条件で変動するものです。

汚れの程度

汚れがひどいほど作業としては難易度が高く、作業時間も長く必要になるため、一般的に費用相場は高くなる傾向にあります。たとえばエアコンや換気扇の分解洗浄が必要な場合、ベランダに鳥のふんがこびりついている場合など、手間や特殊技術の必要な作業ほど費用相場は高くなるでしょう。

広さ

ハウスクリーニングの料金は、作業面積の広さによって変動するのが一般的です。部屋数ではなく広さが関係するため、アパート・マンションといった集合住宅と比較して、一戸建ての方が費用相場は高くなる傾向にあるでしょう。

時期

ハウスクリーニングの費用相場は、繁忙期には高くなる傾向にあります。ハウスクリーニングは、引っ越しの多い3月や、エアコンを使用する6月から8月、大掃除をする12月が繁忙期だと言われています。これらの時期は依頼する人が増えるため、予約も取りにくく費用相場も高くなる時期でしょう。

家財や荷物の多さ

たとえばいわゆる「ごみ屋敷」など、荷物が多いほど作業は難しくなります。汚してはいけない家具や調度品などが多く並んでいる場合も、養生する手間が掛かることでしょう。

駐車場の有無

ハウスクリーニングを行うに当たって、業者はさまざまな用具や器具、洗剤などを使用するため多くの場合車で現場へ向かいます。現場に駐車スペースの無い場合、有料の駐車場に駐車しなければならず、その分費用相場は高くなるでしょう。

ハウスクリーニングの費用相場を抑えるポイントとは？

ハウスクリーニングをお願いする際に、できれば安く依頼したいものです。そこでここからは、ハウスクリーニングの費用相場を抑えるためのポイントについて紹介していきましょう。

相見積もりを取る

ハウスクリーニングの費用相場を抑えるには、業者選びも非常に重要です。業者によって価格設定の異なるのはもちろん、さまざまな割引サービスの有無や、条件による価格の変動などがあるからです。業者を選ぶ際には、可能なら相見積もりを取りましょう。相見積もりとは、複数業者から見積もりを取って比較することです。

相見積もりを取る際には、各業者にその旨を伝えた上で行うのがマナーです。また、部屋の広さや掃除個所などの条件を揃えて見積もりを取らないと、正確な比較にならないので注意しましょう。ただしあまりに安い費用相場だけに固執してしまうと、悪徳業者につかまってしまうこともあるので危険です。費用相場より格段に安い料金設定をしている業者は、危険だと言えます。費用相場を把握する面でも、相見積もりを取るのは有効でしょう。

複数個所まとめて依頼する

キッチンだけ、トイレだけなど一か所ずつ依頼するよりも、汚れの気になる個所が複数あるならまとめて依頼するようにしましょう。ハウスクリーニング業者によっては、まとめて依頼することで割引料金の設定されているところもあるのです。その都度ハウスクリーニング業者を予約し作業に来てもらうより、一度に済ませた方が依頼する側の手間も省けるのではないでしょうか。

繁忙期を避ける

繁忙期は費用相場の高くなる傾向にあるため、繁忙期を避けた方が安くハウスクリーニングを利用できるでしょう。ハウスクリーニングの閑散期は、エアコンクリーニングの落ち着いた9月半ばころから10月いっぱい頃だと言われています。ハウスクリーニング業者によっては、閑散期による割引料金の設定されていることがあるのでチェックしてみると良いでしょう。

転居時は荷物をまとめてから依頼

荷物や家具が多いと、その分作業が大変になり費用相場も高くなってしまう傾向にあることはお話ししました。逆に、荷物や家具の無い状態は最も作業がしやすいため、荷物の多い場合より料金相場を抑えられると言えます。もしも転居時にハウスクリーニングを依頼するなら、荷物をまとめて搬出を終えた段階がおすすめでしょう。

まとめ