自分で可能なエアコン掃除！日頃からできるエアコン掃除のやり方を解説

エアコン掃除というと業者に頼んで部品を分解してもらい、エアコン内部の隅々まで綺麗にする印象をもっている方も多いでしょう。しかしエアコンの掃除は、日頃から自分の可能な範囲でこまめに行うことで、汚れの蓄積を減らせるのです。今回は日頃からできるエアコン掃除のやり方について、詳しく解説していきましょう。

エアコン掃除のメリット

エアコンの掃除を行うことは単に清潔性を保つだけでなく、さまざまなメリットがあります。エアコンの掃除のメリットを紹介しましょう。

電気代の節約

エアコン内部が汚れていると、エアコン内部の熱交換の効率が下がり、室温を設定温度に近づけるために必要以上の電力を消費することになります。そのため、こまめな掃除は熱交換の効率を上げてエアコンの運転への負担を減らし、電気代の節約へとつながるのです。熱交換効率の向上はエアコンの効きを良くできるため、より快適な空間を作れるでしょう。

健康被害の防止

エアコンの中は、部屋の空気を循環させていることから、普段から室内のホコリなどを吸い込んでいます。そのホコリはエアコン内部に少しずつ蓄積されているのです。また、エアコン内部は湿度が高くカビが繫殖しやすい環境になっており、掃除されていないエアコン内部はカビで溢れていることもあります。

部屋の中の空気を循環させるエアコン内部がホコリやカビで溢れていると、それらの微粒子が部屋中に拡散されることになり喘息や肺炎、アレルギー鼻炎などの呼吸器系の疾患を招くこともあります。そのため、エアコンの掃除は健康被害の防止にもつながるのです。

故障の予防にもつながる

エアコン内部に汚れなどが溜まると、エアコンの運転に負担がかかるようになってしまいます。運転の負担は、エアコンのさまざまなパーツへの負担にもなってしまい、異音や故障の原因ともなります。そのため、こまめな掃除は、エアコンの故障を予防することになり、エアコンを長持ちさせることにもつながるのです。

日頃からできるエアコン掃除

エアコンの掃除は日頃からこまめに行っていれば、エアコンを清潔に保つことが可能です。まったく掃除をしないエアコンに比べれば、その差は明らかに違うでしょう。それでは、普段から自分で可能なエアコンの掃除のやり方について解説していきます。

表面の掃除

エアコンは使用していなくても、表面にホコリなどが付着してきます。とくにエアコンの上部などは、直接、見ることは難しくホコリが多く溜まりやすくなっています。エアコンは上部から空気を取り込んでいるものも多いため、上部を含めたエアコン表面のホコリや汚れをモップや雑巾などで綺麗に取り除くようにしましょう。

内部のホコリを掃除機で除去

エアコンの内側は、普段のエアコン使用で吸い込んだ空気中のホコリが非常に多く溜まっています。そのため、日頃の掃除を行う際は、カバーを開いてフィルターを取り外す前に、ホコリを掃除機で除去するようにしましょう。

フィルターの掃除

エアコン内側のホコリをひと通り除去したら、フィルターの掃除を行います。フィルターの隙間にはホコリが溜まっていることも多く、取り外す際に飛散することもあるから、取り外す際は、ゆっくりと優しく取り外すようにしましょう。取り外した後のフィルターは、掃除機などでホコリなどを取り除き、水洗いを行います。フィルターの裏面から水をかけたり、ブラシを使用したりして、網目内の汚れが綺麗に落ちるようにしっかりと洗いましょう。

内部の拭き掃除

フィルターが設置してあっても、エアコンの内部にもホコリは溜まります。また内側にはカビなどが発生しやすいため、小まめに拭き掃除などを行うと安心です。ただし、エアコンの内側には電子的にデリケートな部分もあることから、優しく掃除を行うようにして無理のない範囲で掃除を行うようにしましょう。

エアコンのお掃除機能などの活用

最近のエアコンには、自動でフィルターを掃除してくれる機能や、内部を乾燥させてカビの発生を抑えてくれる機能などが付いているものも多くあります。定期的な掃除が難しい場合でも、それらの機能を活用して、エアコン内部を綺麗に保てるようにすることが大切です。

年に一度は本格的な掃除を行うのが理想

日頃からこまめに掃除を行っていても部品の隙間などには、通常の掃除では取れないホコリや汚れ、カビなどが溜まってきてしまいます。そのため、年に1度はエアコンの分解をして、本格的な掃除を行うのが理想です。使用頻度の低い場合、必ずしも毎年行う必要はありませんが、定期的に掃除を行うことでカビの繁殖などを防止できるでしょう。また、本格的な掃除を行う際は、無理に自分で掃除を行うと故障の原因になりかねないため、プロの清掃業者などに依頼すると安心です。

まとめ